以下は、東南アジアに関する提案の簡単な説明およびこの地域の基礎的特許としてのオーストラリア特許の価値についての見解です。
東南アジアに関する提案
東南アジア(SEアジア)は、重要性が増している急成長中の特許市場です。ただし、多くの出願人にとって、出願先としての東南アジアの魅力は、言語の障壁、官僚主義的な手続き、形式主義および現地の特許庁の洗練度の低さによって損なわれています。しかし、弊所のサービスモデルがこれらの問題点を解消します。
モデル
シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、ベトナムおよびフィリピンは、別の管轄からの肯定的な審査結果および付与された特許に依拠する審査形式を有しています。しかし、クレームは現地法にも従う必要があります。そのため、この点において断絶が生じる場合があります。
弊所は、お客様と連携して、出願人の商業的目的を達成するオーストラリア特許戦略を策定しつつ、そのオーストラリア特許セットが、出願人にとって関心のあるSEアジアの各管轄において依拠されるのに最適となることを確実にします。経験上、特許請求され得る主題およびクレームの形式に関するオーストラリア法の柔軟性により、オーストラリア特許は、現地法への適合において依拠されるのに最も適しています。すなわち、オーストラリア特許セットは、そもそもオーストラリア特許のクレームを妥協することなく、各SEアジアの管轄のために調整することが可能です。
これは、生命科学分野において特に重要です。なぜなら、米国で認められるクレーム形式(すなわち、治療方法のクレーム)がいずれのSEアジアの管轄でも認められないためです。同様に、欧州特許の目的が限定された使用クレームは、いくつかの管轄においてのみ認められが、それでもなお、それらは第1医薬用途、すなわち新規な製品でなければなりません。SEアジアの管轄で治療方法を保護するために依拠される最も一般的なクレームの形式は、スイス形式クレームです。ここにオーストラリア特許の価値があります - なぜなら、オーストラリアは、治療方法クレーム、およびスイス形式クレーム、および新規な製品のための目的が限定された使用クレームを認めているからです。
最後に、オーストラリアで認められるクレームは、多くの場合、米国、欧州または日本で認められるものよりも範囲が広くなります。通常、これは、オーストラリアで特許取得可能な主題の制限がより少なく、かつオーストラリア特許庁の審査を通過するのがより容易であることに起因します。弊所は、SEアジア地域全体にわたってより範囲の広いクレームを確保するため、これらのより範囲の広いオーストラリア特許を使用するように調整された戦略を策定します。潜在的な侵害者による侵害のリスクが大きい管轄では、より範囲の広いクレームは、侵害者を抑止または捕捉するのに役立つ場合があります。また、非常に多くの数の管轄にわたり、これらのより範囲の広いクレームは、ライセンス供与または取得に関する特許ポートフォリオの価値を高めます。
東南アジアにおけるお客様の特許取得ニーズのためにFPA Patent Attorneysを利用することにより、以下のメリットが得られます。
費用および時間効率
一貫性
FPAは信頼できるパートナーです。
ご質問がある場合、またはオーストラリア、ニュージーランドもしくは任意のSEアジアの国でのサポートを希望される場合には、弊所までご連絡ください。
FPA Patent Attorneysに一度ご指示いただければ、オーストラリア、ニュージーランドおよび東南アジア地域全体にわたって実行することができます。